英語で、排水の意味を示す「ドレナージ」ですが、医療では体内に溜まった血液や滲出液などを体外に排泄することを指します。美容を目的としているところでは「ドレナージュ」(フランス読み)と表現していることが多いため、一般的には「リンパドレナージュ」の方が聞き馴染みがあると感じられる方も多いと思います。しかし、MLDトレーニングセンターで学ぶ手技は、美容のみを目的としない、医療分野でも導入が進んでいる技術となりますので「ドレナージ」と言います。
世界中が注目しているDr.ボッダー式 MLDとは?
1932年に世界で初めてリンパドレナージを開発したのが、エミール・ボッダー博士です。もみほぐすような強い刺激のオイルトリートメントではなく、素手のみで優しく行うこの画期的な手技療法はマニュアルリンパドレナージと命名され、ヨーロッパ全土に広まり、医療( 特にリンパ浮腫*治療)でも用いられるようになりました。その後、様々な他のメソッドが生まれましたが、博士が開発したDr.Vodder'sMLD がすべてのリンパドレナージの源流であり、現在もっとも多様な適用を持つメソッドであることには変わりはありません。