リンパドレナージの資格紹介COURSE GUIDE
Dr. ボッダー式MLDを受講していただくために受講者の方は、それぞれのレベルでの受講者規定を満たしている必要があります。規定について詳しくは「受講者規定について」をご確認ください。
MLD Level 1基礎課程
身体の治癒系のポテンシャルを最大限に引き出すボッダーメソッドの手技を繰り返し練習し、リンパドレナージを安全に、効果的に行うための土台を築く基礎課程です。まず、オンラインのテキストと講義を視聴してリンパ学を解剖生理学、病理学の面から詳しく学習し、理論試験を受けます。そして、5日間の実技コースでDr.Vodder's MLDの基本手技と全身の基本トリートメントの手順をDr.Vodder Academy Internationalの認定講師から直接学びます。上級コースであるLevel2やLevel3でも必要とされるのがこの基礎課程の知識と技術です。
MLD基礎実技(通学)
首&顔、脚 ステーショナリーサークル/パンプ&スクープ/背中&うなじ ロータリー /腕&臀部/腹部&胸 /まとめ・質疑応答
※オンラインで実技手順の動画の視聴ができます
リンパ学理論(自宅)
オンラインテキストで自宅学習 & 理論試験
※パソコン・インターネット環境が必須となります
期間 | 5日間(総34時間) |
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料金 | ¥198,000(税込) |
取得できる資格 | Dr.Vodder Academy International 認定マニュアル・リンパドレナージ(MLD)Level 1 |
※いずれも教材費・修了書・認定料含む、入学金なし。
資格取得後の活かし方
- クライアント様への全身の施術に対して、施術料をいただくことができる
- サロンのメニューに加えて他店との差別化をはかる
MLD Level 2応用課程
実際の臨床を想定したトリートメントアプローチなど、皮膚疾患、筋骨格系に由来する整形外科領域の症状、疼痛緩和など、医療現場で役に立つ施術アプローチを学び、応用力を育てます。授業では、整形外科領域のトラブルに対するパルペーション(触診)と、トリートメントであるエキストラ・テクニックを新たに学びます。様々なリンパドレナージのメソッドの中でも、源流であるDr.Vodder’sMLDならではのメリットを最大限に生かすために必要なのがLevel2です。
MLD応用課程(通学)
以下に対するアプローチ、手技、手順を学びます。
① 頭部・頸部の不調に対する眼瞼、口腔、耳、鼻への集中的MLD手技
②上肢に対するパルペーションとトリートメント
③下肢に対するパルペーションとトリートメント
④体幹部
⑤受傷後、外科手術前後におけるMLDのアプローチ
⑥実技試験(最終日)
※オンラインで実技手順の動画の視聴ができます。
期間 | 6日間(総40時間) |
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料金 | ¥264,000(税込) |
取得できる資格 | Dr.Vodder Academy International 認定マニュアル・リンパドレナージ(MLD)Level2 |
※いずれも教材費・修了書・認定料含む、入学金なし。
資格取得後の活かし方
- 医療従事者向けの上級手技を学び様々な症状に対応できるセラピストに
- 医療施設で治療として役立てられる
リンパ浮腫研修会を受けている
医療従事者の方限定
MLD Level 3
(MLD/CDTリンパ浮腫治療専科課程)
9日間(総67.5時間)
リンパ浮腫とはガンの治療やその他の病気の影響により、リンパの流れが妨げられ、主に腕や足などに病的な浮腫(むくみ)を起こす症状です。近年、ますます医療機関での需要が高まっているリンパ浮腫治療への保存療法として世界中で採用されている用手的療法(MLD)および、多層包帯法(MLLB)の技術と知識を9 日間で集中的に学びます。
※現在はリンパ浮腫の実習は開講していません。
※この研修を修了した者は厚生労働省により「専門的なリンパ浮腫研修に関する教育要綱」にかかる要件を満たしていると認められています。(平成29年実施の研修より)
実技(通学)
リンパ浮腫に対する多層包帯法とMLDの基本/病理治療計画、リンパ浮腫患者3名への問診・触診・施術実習/理論試験、実技試験/CDT(Combined Decongestive Therapy)における患肢計測・弾性着衣のフィッティング、包帯・補助具の紹介、 セラピストによる「患者のセルフケア」講座
期間 | 9日間(総67.5時間) |
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料金 | ¥330,000(税込) |
取得できる資格 | ・Dr.Vodder Academy International 認定リンパ浮腫CDT療法士 ・MLDトレーニングセンター認定リンパ浮腫療法士 |
※いずれも教材費・修了書・認定料含む、入学金なし。
(料金に含まれるもの:テキスト、包帯など授業で使用する材料一式)
資格取得後の活かし方
- 医療現場でリンパ浮腫の患者さんに施術がしたい
- 医療・福祉従事者としてキャリアアップしたい
MLD トレーニングセンターの「リンパ浮腫療法士」資格の特長
リンパ浮腫に対する標準治療である「保存療法=複合的療法」ComplexDecongestive Therapy (CDT) を正しく行うためには、経験と実績を持った教育 機関で学ぶことが重要です。日本でリンパ浮腫療法士の育成が本格的に始まったのはここ数年のことですが、Dr.Vodder Academy International は60年以上にわたり、ヨーロッパや北米で多くの優秀な療法士を育てて来ました。
リンパ浮腫療法士履修課程のカリキュラム | ||
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実技 | 1. 弾性着衣オーダーのための採寸 | 3.5時間 |
2. 多層的包帯(MLLB) 患者のセルフバンデージング方法他 |
30時間 | |
3. 用手的リンパドレナージ(MLD) リンパ浮腫の様々な臨床例と治療計画含む |
28時間 | |
4. 臨床実習(リンパ浮腫患者) | 6時間 | |
合計時間 | 67.5時間 |
上記67.5時間に加え、Level 1(実技40時間・オンライン理論4時間)と一般社団法人ライフ・プランニングセンター主催の「リンパ浮腫研修会(約34時間)」を修了していることを当校でのMLD Level 3 (MLD/CDTリンパ浮腫治療専科課程) の受講資格としているため、総合では資格取得までの履修時間は145.5時間となります。履修時間が多いのは次の特長があるからです。
MLDの技術と治療計画
世界で最も早くからリンパ浮腫治療を行ってきたウィットリンガー・リンパ浮腫クリニックが持つ膨大な症例経験に支えられた研修は、あらゆるリンパ浮腫の病態に対し最も適切な治療計画を立てるノウハウを学びます。組織の状態、病態の進行や患者の既往症など総合的に判断し、患者一人一人にマッチした、MLD と圧迫療法のアプローチを考える力を養う授業です。