医療従事者の方へ
この冬からスタートするリンパ浮腫研修プログラムではリンパ浮腫の診療に携わる医師、看護師、理学療法士、作業療法士等の医療専門職を対象に、リンパ浮腫治療の第一線で活躍する講師が、研修プログラム委員会で作成したリンパ浮腫研修要綱を準拠した授業を行います。
この4日間の研修を受講すると、国際リンパ学会により推奨されている座学(45時間以上)の大部分が習得でき、その後の各養成校(*)での実習(90時間以上)の継続性が担保されます。
リンパ浮腫の診断と治療に必要な知識を有する医療従事者の数はわが国ではまだまだ足りていません。がん治療後に発症するリンパ浮腫は患者のQOLを低下させたり、日常生活に支障をきたす場合もあるなど、患者に心身の苦痛をもたらすものです。
厚生労働省はこの問題に対し、専門委員会を発足させ、研修を開催することで、将来的に全国の病院で適切なリンパ浮腫治療が受けられるようになることを目指しています。
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リンパ浮腫研修会募集HP
リンパ浮腫研修プログラムと担当講師
*各養成校とは・・・
JEAのMLDトレーニングセンターは、このリンパ浮腫研修運営委員会で認められた養成校(実習研修機関)のひとつです。ベーシック&セラピー1コースでリンパドレナージの基本の徒手療法(80時間)を履修することができます。これに加え、多層包帯法などの圧迫療法や診断と治療計画の立て方などを学ぶセラピー2、セラピー3(80時間)の履修が必要です。現在、セラピー2、セラピー3はJEAでは開催しておりません。セラピー2&3の受講をご希望される方は、JEAまでお問合せください。